ランニング五日目

 この日は涼しい風が吹いていた。もちろん夏なので暑いは暑いが、気持ちのいい風だ。やっぱりこの季節のランニングは夜がいい。というか、人にランニングしている姿を見られるのが恥ずかしいので夜に走っているのだが。それでも人に会うことがある。犬の散歩している人や、二人で話して散歩している人。そういう人たちに遭遇するとなんだか見られているようで恥ずかしいので、はやく追い抜こうと自然にペースが上がったりする。
 足の調子はまあまあ。ひざの下にすこし負荷がかかっているような感じがする。痛いというほどではないのだが疲れがあるようだ。足腰に負担がかからないように一日おきにランニングするようにしている。早くランニングタイツが欲しい。
 涼しい風のおかげで汗もいつもより出てこない。折り返し地点を過ぎしばらくしてようやく汗が出てきた。汗を流さないとランニングしている気分になれない。
 夜なのでUFOとかこないかなと考えたりする。宇宙人とか出て来いなんて考えたりする。そんなことを考えていると、
 「パァン!!」
 と、いきなり大きな音でびっくりした。公園で花火をあげていたらしい。心臓が止まるかと思うくらいびっくりした。あと終盤にマンホールにつまづいて転びそうになった。足元が暗くて見えないので夜のランニングは注意が必要だ。
 家に到着していつものようにはあはあしていたが、これまでよりも回復が早かった。ランニングを続けている成果が現れたのか。だけどまだ五日目。先はまだ長い。