"I am ozzy"を読み終えて

 図書館の近くに用事があって、なんとなく図書館にも寄ってみた。べつに借りたいものとかなかったんだけど、音楽の本のコーナーをなにげなくみていた。あれ~これしかないの?少ないなぁと思っていたら、僕の見ていた後ろ側にも音楽の本が。で、見覚えのある顔が。オジー・オズボーンだ。自伝が出版されていたなんて。僕はオジー・オズボーンのファンなので速攻借りることにした。
 オジーのファンといってもそんなに追っていたわけではなく、オジーといえば僕にとってはブラックサバスだった。最初”パラノイド”というCDを借りて聴いてみて、”アイアンマン”という曲が気に入った。それからCD屋の閉店セールで”オズマン・コメス”というCDを手に入れて、そのCDに収録されていたモノラル音源の”ウォー・ピッグス”に衝撃を受けた。さらに衝撃だったのは、”オズマン・コメス”に付いていた写真の数々。白黒のブラックサバスの写真。オジーってこんなかっこよかったの?と驚いた。姿を見たのはそれが初めてで、それから”リユニオン”というライブCDを買った。凄いと思った。特に”Behind The Wall Of Sleep ”という曲はまるでアートだと思った。とにかくブラックサバス時代のオジーはかっこよくて、あの姿に肩を並べられるのは、時代は全然違うけど、スウェードのブレット・アンダーソンくらいなものだろうと勝手に思ってたりする。
 借りた本はとても面白く、一気に半分まで読んでしまった。読みやすい本で、するすると頭に入ってくる。訳が良いのかもしれない。興味深いことがいろいろ書いてあった。あの、60,70年代のブリティッシュロックのミュージシャンて意外に交流があったんだなぁと知る。オジーとZEPのロバート・プラントがちょっと出会ったこと、リッチー・ブラックモアと一緒の飛行機に乗り合わせたこと(会話はなかったみたい)、療養所でクラプトンに話しかけられたこと、そのクラプトンと一緒に写真をとったこと等々。3大ハードロックバンド+エリック・クラプトンにちょっとだけ接点があった事がなんか読んでて楽しかった。仮にブラックモアとオジーが出会ったとしても話が全然かみ合わなさそう(想像するとちょっと楽しい)。
 オジーはとても素直な人柄みたいだ。なんていい人なんだろう。決して人を悪く言わない。同世代のミュージシャンを素直に高く評価する。僕が一番好きなバンドであるクリームも高く評価していて嬉しかった。う~ん、なんて凄い人なんだろう。
 本の内容は、所属していたバンドのことよりも、身の回りの出来事と自分自身に関してのことに重点が置かれていた。オジーのファンとしてはとても興味深かった。特に学生のころ、いじめられて馬鹿にされて、結局自分自身が道化師になることに決めたこと。僕も同じだった。僕もさんざん馬鹿にされてコケにされて、当時自〇するか馬鹿になるか選択をせまられて、結局馬鹿になることに決めた。心の中で泣きながらプライドを捨てて生きることを選択した。思い出したくないことだが、オジーにもそんなことがあったなんて…。そりゃあもうそんなことがあったら普通には生きられないよね。
 しかし大量にお酒飲むは、大量にいけない薬にはまるわ、壮絶な人生だ。読んでいてこっちも酔っぱらいそうになった。でも後半(後半も後半)になるにつれて、そういう悪癖を克服していくのでとても安心した。あれだけ大量に摂取したのに生きているのが不思議だと、医師に言われ、ご自分でもそう思っているという。読んでるほうもはらはらし通しだった。
 とにかく読んでて楽しいし、ためになる本でもあった。ぜひお勧めしたい本である。

アイ・アム・オジー オジー・オズボーン自伝
シンコーミュージック・エンタテイメント
オジー・オズボーン

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