ランニング六日目

 今回は夜も暑い。風がない。でも体調は変わらず。ランニングへのやる気もある。そう、最初だけは…。
 家から出発。やはりひざの下あたりにほんの少しダメージがあるようだ。でも痛いわけじゃない。ランニングを中止するほどではない。いつものようにペースを維持しつつ走る。ぼくはなるべく信号は避けるようにしている。ランニング中にとまりたくないからだ。かといって、やはり自動車のひんぱんに行き交う道路もあるので、自動車が来ないことを確認しつつ渡る。通りの向こう側の歩道を走る。と、歩道に見慣れない大きな塊が。近づくと、おばさん(おばあさん)が座ってる!鳩のような心臓の持ち主の僕はびっくり!なんでこんなとこで座ってるんだ!バス停の近くなので迎えを待っているらしかった。たのむから脅かさないでくれ。
 いつもの川っぷちのコースにでた。しばらくすると向こうからこちらに走ってくる人影が。僕と同じくランニングをしている人だ。なんか仲間がいてうれしくなった。まぁ何事もなく通り過ぎたが、この時間に同じようにがんばっている人に出会うと励まされる気持ちだ。
 折り返し地点に到達する前から苦しくなってきた。この苦しみは、そう、ランニング初日の苦しみにそっくりだ。六日目なのに再びこんなに苦しくなるとは。
 たしかに暑い。ひざ下にも負荷がかかる。だが体全体が疲れているようだ。
 折り返し地点に到達。”もういやだ、もうだめだ。”と思った。本気で走るのをやめたいと思った。”今日くらいいいじゃん。無理しちゃダメだよ。”という心のそこからの甘い言葉になんとかあらがい続ける。
 ”うわ、家までまだ遠い。”
 もう汗まみれ。まさに初日と同じ状態だ。少し涼しい風が吹いてきたがちっとも癒しにならない。しかしここでやめたら(今までの経験上)サボり癖がついてしまう。
 もはや頭の中がからっぽ状態。からっぽにしたままで走り続けた。なんとか最後の直線に到達。ここを走りきれば終わりだ。
 なんとか終わった。30分走った。玄関前でストレッチ。汗がぼたぼた落ちる。息がおさまらない。部屋に入っても30分くらいはぁはぁし続けた。
 やりとげた感よりも疲労感が上回っていた。しばらく放心状態。放心状態ってなんだか心地いいとか思った。
 
 しかしひざ下を何とかしなければ。以前に病院でもらった湿布薬を両ひざ下にぺたっと貼る。貼ったままでは寝れませんが。こうなるともうランニングタイツの購入を早めるか。
 湿布のおかげか、翌日ひざ下の重苦しい感覚がなくなった。しかし心配だ。次回のランニングは楽しく走れるだろうか。